明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る 2

 秋月の目の前で事故にあった女の子光と1日おきに精神を入れ替え、人生を二分するという物語。(前回の記事と被せ 前巻のズッコケたオチに引き続いての物語ですが、初っ端からおかしな妹様に振り回される展開。次章のやや重い話から本編がスタートしたような感じです。人生を二分する上での未知による不安がいっそうのしかかってくる頃合いで、一方の入れ替わりサイクルが崩れてくるというものでした。たかが5分されど5分です。人生において1日が23時間55分になる感覚は掴み難いですが、ただでさえ半分しか生きられない人生において1ヶ月で1時間分も減らされる焦燥感は拭いきれるものじゃないかなと勝手に想像してみたりもしました。夢前光の思い出の品が無くなるに連れて、少しずつ時間が減っていくのかなと考えたりもしたのですが、どうやら違うよう。
 ここで光ってくるものは主人公秋月とヒロイン光のやり取りです。色々な伏線を含めたコメディに振り回される主人公が可愛く思えてきますし、新キャラ含め周りのキャラの濃さも相俟ってより不憫な主人公になりつつありました。そんな主人公でも芯は強く、好きな人のためなら多少の汚れ役は引き受けるというヒーロー気質なところもポイント高いです。
また、二重人格における記憶の齟齬や生前の光の行動に思いを馳せるキャラたちをうまくまとめあげていて、奥行きがあり読み応えのあるものになっているように感じます。
 言葉は交わせられないけれど思いは伝えられる。そんな主人公とヒロインの関係を今後も見て行きたいと思いました。さて、最後の最後でまた不穏な空気を醸し出してますよ?3巻出ますよねこれ。次巻で物語の核心に触れられるのでしょうか。楽しみです。


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明日書こう→明後日になって「あ、忘れてた」 ばっかり。むしろ意識的に忘れてるんじゃって疑うレベル。記憶操作されてるまである。ボクワルクナイ\(^o^)/