小悪魔ティーリと救世主!? 感想

 「暁の護衛」のコンビ衣笠さん×トモセ先生のライトノベル!天使、悪魔、人間という3種族の関係性を主な題材としたコメディタッチな作品です。今回も悪に見せかけた優しい(喧嘩がお強い)主人公か!一応自分は、衣笠さんの携わっている作品は「暁の護衛」シリーズの他に「こんな娘がいたら僕はもう......!!」などもプレイしています。それでいて、やはりというかお馴染みの『かずおの大冒険』などファンを楽しませる単語や要素もしっかりと取り入れてくれています。衣笠さんと言えば日常の掛け合いに定評があり、小気味よいテンポで会話劇を進めていました。しかし、普段とは違う土俵であるライトノベルというコンテンツに慣れないのか、どうもいつものようなキレがないというか抑えているというか……。恐らく成人向けではないことの制限も関わってきたりしているのかなとは思いますが(決して、成年向けじゃなきゃつまらないってことではないです)。それでも、これぞライトノベルという感じはします。
 お話全体のほうに話を戻すと、王道的展開の一言に尽きます。主人公である人間の元に、悪魔と天使がやってきて主人公を巻き込んでしまうというあまりひねりのない展開。だからこそ、キャラクターや日常会話などでいかにして他の作品と差を付けられるかがポイントになってくると思います。恐らく今回の巻は導入部分という位置づけだと思うのですが、出てきたクラスメイトの女の子などまだまだ生かしきれてないキャラもいるわけで、今後の伏線回収の際に一気に溢れ出すようなおもしろい展開に期待したいです!
 尊くんみたいなの出てこないかなあ。いっそ尊くん出てこないかなあ。あぁ尊くん。。。尊くん、尊くぅん。はぁはぁ。オレたまらないよぉ。 もうぎゅってしてちゅーってしてずっとずっと一緒にいたいよぉ。。。ごめんなさい。取り乱しました。ドブ川にダブルピースしながら頭から飛び込んでグリコのポーズ決めてきますね。
 それでは〜