聖断罪ドロシー01 感想
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない (角川スニーカー文庫)
- 作者: 十文字青,すぶり
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: 文庫
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魔王の子孫であるという少女ドロシーと、その護衛である魔法使いカルアの逃避行を描いた作品です。帝国に追われる身となった、無鉄砲でいて正義感の強いドロシーとそれに振り回されるカルア。という構図がテンプレのように出来上がっていますね。カルア自身もドロシーを思っての行動が裏目に出てしまったりと四苦八苦でしたが。今作は重要な要素として魔王・帝国・魔法あたりが抜粋されるとは思うんですけど、如何せん二人の逃避行の背景や各キャラの生い立ちにも深くは触れられて無いようで残念でした。01という銘を打っているので02が出ることを祈って今後の展開に説明みたいなものがあればなあと思います。カルアとドロシーの母親との関係とか!!あと、セリフとセリフを追いかける際に、誰が話しているのかがわからなくなってしまいがちいになるところも少し気になりました。結局ジャックを倒せずに終わりましたが、バックにいる敵対勢力には立ち向かっていけるのでしょうか。パワーバランス的には辛いと思うので、カルアとドロシーの関係がパワーアップの鍵となる気がします。互いを支え合う力関係ってのもいいですね。