聖断罪ドロシー01 感想

 自分にとっては初めての十文字青さん作品。薔薇のマリアなどで有名ですよね。と思ったら、黒のストライカ読んでましたすみません。これは初心の気持ちに振り返って読むってことですよ!ホントデスヨ……。(忘れてたなんて言えなry)でも、雰囲気は結構変わりますよね?
 魔王の子孫であるという少女ドロシーと、その護衛である魔法使いカルアの逃避行を描いた作品です。帝国に追われる身となった、無鉄砲でいて正義感の強いドロシーとそれに振り回されるカルア。という構図がテンプレのように出来上がっていますね。カルア自身もドロシーを思っての行動が裏目に出てしまったりと四苦八苦でしたが。今作は重要な要素として魔王・帝国・魔法あたりが抜粋されるとは思うんですけど、如何せん二人の逃避行の背景や各キャラの生い立ちにも深くは触れられて無いようで残念でした。01という銘を打っているので02が出ることを祈って今後の展開に説明みたいなものがあればなあと思います。カルアとドロシーの母親との関係とか!!あと、セリフとセリフを追いかける際に、誰が話しているのかがわからなくなってしまいがちいになるところも少し気になりました。結局ジャックを倒せずに終わりましたが、バックにいる敵対勢力には立ち向かっていけるのでしょうか。パワーバランス的には辛いと思うので、カルアとドロシーの関係がパワーアップの鍵となる気がします。互いを支え合う力関係ってのもいいですね。