マグダラで眠れⅡ 感想
- 作者: 支倉凍砂,鍋島テツヒロ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 文庫
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前置きはここまでにして、マグダラで眠れの2巻読了しました。前巻でなんとなく世界観を掴めた気がしたので、ここではお話の内容に没頭できそうな予感がしていました。
今巻にて特に際立っているなと思ったのは、登場人物同士の掛け合いです。裏の裏を読むようで、本音をぼかしながらも他人と接しているクースラを始め、
ふとしたことからとある技術を知るべく動くクースラたち。
イリーネの元夫ロバートたちが残した技術を頑なに守り抜かんとするイリーネ。
それに気づくが、解決策を見いだせずに悩むクースラ。
今回クースラがぶち当たった「他人と協力することで生まれるモノ」を理解する心。という壁を難なくぶち壊し、クースラの夢を手助けしたフェネシス。
自分を持つ者と持たない者のキャラの立ち位置や、フェネシスがクースラに望むものとが上手く絡み合っているといったところから、クースラとフェネシスの相性はぴったりな感じがします。
なんか名前ばかりですみませんって感じですね(笑
熱い展開とかそういうものではなく、素朴だけど、会話の中に含蓄されている皮肉や想い。これらをうまくすり合わせることが出来るのなら、この作品をもっと楽しみ愛することができるんだろうなあと思わせられるのもまた魅力なのかなと思います(理解力の乏しい自分に対する言い訳
今回、たしかにサービスシーン多めでしたデュフフ……。